MEISTER ブログ
今回の作業はR56クーパーSの
燃料ポンプ&フィルター交換
ターボ車の為ポンプ不良はエンジンブローに繋がります。
この車両は更に高圧ポンプと言うポンプもありますが、
今回はフィードポンプを交換します。
フィルターを見て下さい。
この汚れっぷりは見事!
エンジンの事を考えて早めに交換しましょう。
E46 足回り強化
BMWの足回りは多少ショックがへたった位なら
通常の街乗りでの使用に支障は少なく
実際ショックのへたりに気づいていない方も多い。
但しブッシュのへたりは顕著に現れ
不具合を訴える方も多い。
ブレーキ時の振動、轍で車が流れるなど。
特にE46のフロントロアアームのコントロールアームは問題がある。
部品変更を幾度か行い現在の部品になりましたが、
交換してもタイヤ次第では轍に取られる事があるし、
僕的にはせっかくのハイグリップタイヤが台無しになる位
ヨレが大きくステアリングの反応が悪いのが好きではない。
そこで、テストを兼ねて転がっていた
M社の中古パーツを試しに取り付けて見ました。
結果は劇的に変化!
E46が楽しい車に!
E46デビュー当時は楽しい車で間違いなかったが
BMWの進歩は著しく新しいモデルの影で霞んでいた。
そのE46が!
霞も取れて!
楽しいじゃありませんか〜!
とにかく路面を感じ事が出来る位
ステアリングの反応は最高!
ただ、
ダイレクト感が非常に強くなり
コンフォート性は無くなるので
万人ウケするとは言い切れません。
また、多少ホイールベースが伸びてしまうので
ホイールハウスとのタイヤ接触に注意する必要があります。
僕的にはオススメ度大です。
今回のトラブルはトランスミッションのショックです。
オイル漏れがひどく、まずはオイル漏れを修理し
トランスミッションオイルを正規量充填し
テストしてみましたが、
改善されず、メカトロニクス(コントロールユニット一体のバルブボディー)を交換する事になりました。
純正パーツのメカトロニクスは40万円近くしてしまうため
今回は中古品を分解し清掃
ガスケット類、スプリング類を交換し使用。
メカトロニクスにはオートマチックトランスミッションのコントロールユニットも一体のため
プログラミングデータを書き換え車両に取り付け
無事に改善されました。
今回は運良く使用可能な中古品があったため
通常の1/3の費用で済みました。
日頃のメンテナンスを怠らずに行いましょう。
時には予防整備が維持費を抑える事になる事も多々あります。
状況を判断しアドバイスさせて頂きます。
F90 New M5
F90 M5をドライブしました。
全てのドライブモードを試した訳ではないので
全てを語ることは出来ませんが
僕なりの感想です。
E28 E34 E39 E60 F10のM5を全て乗って来ましたが、
F90はちょっと違う印象です。
簡単に言うと
凄く速いのに、凄く楽。
かな?
M5の外観はM3などのモデルの様な
派手なブリスターフェンダーなどはなく。
羊の皮を被った狼的な見た目だが
確実に牙はあり、その牙は時折ドライバーにも向く。
その様に感じる時がある。
トラクションコントロールシステムの進歩で
ピーキーとまでは言わないが
扱いにはそれなりの運転技術を持っていた方が
よりBMW Mモデルを楽しめると思います。
今回のF90 M5のドライブユニットは
600psのエンジンに
オートマッチトランスミッションの
四輪駆動
この組み合わせで
凄く速いのに扱い易さを感じるのが
想像して頂けると思います。
タイヤは4本で600psを受け止め
スムーズに加速して行く。
なんだか言葉にするとつまらな
印象を与えてしまいそうですが、
そんな事は無く
まさしくM社の血が流れたM5
ドライブモードの選択で
後輪駆動走行や四輪駆動への移行を遅らせるモードなどあり
M5の牙を存分に堪能する事も出来るそうです。
次回はそのあたりのモードでもドライブして見たいです。
F90 M5はこのクラスの
new standard
に成ると思います。
車検整備について。
日本には車検制度が有り
定期的に国の定めた、保安基準に適合しているかの検査が必要です。
保安基準に色々と思う気持ちはありますが、
日本で車を使用するには
必ずこの保安基準に適合していなければなりません。
自動車税、また定期的に来る車検時の出費に
うんざりしている方は多いかと思います。
僕もその一人です。
費用はなるべく抑えたいですね。
ただ、車検費用を安く抑える事は良い事かと思いますが
車検を通すだけの整備にお金を払っていませんか?
愛車と今後どう付き合って行くのか
どんなトラブルを抱えているのかも分からず
車を乗るのはBMWに限らずリスクは大きいと思います。
エラーコードやオイル漏れなどのように
目で見た分かる物だけではなく
経年劣化の進行状態や
コントロールユニットの学習状態などから
車両の状態を判断し今後のメンテナンスを
考えオススメする事は誰にでも出来る事ではありません。
必ずやって来る車検時だけでも
信頼出来るお店でしっかり診てもらった方が良いかと思います。
BMWの事ならnew standardにお任せ下さい。
費用面でもお力になれるかと思います。
今回の整備は
DTCオイル交換です。
ちなみにBMWではDKGと呼びます。
皆さんご存知だとおもいますので簡単に。
DTCとは2つの湿式多板クラッチのを使用し
1つ目のクラッチ(A)には1/3/5/7速
2つ目のクラッチ(B)には2/4/6/速プラスリバース
と分け1速で加速中既に
2速ギヤがシフトされていて
ドライバーが2速にシフトアップ時、
AクラッチからBクラッチにオーバラップしながら
エンジンからの動力を切り替えます。
通常のマニュアルトランスミッションや
以前のSMGでのシフトチェンジは
一度クラッチを切り、シフトチェンジを行い
クラッチを繋ぐ事になるので
その点からシフトチェンジスピードは
DTCの方が有利になります。
だだし、明らかな加減速であればDTCの利点を最大限に発揮しますが、
次のシフトチェンジがアップなのか
ダウンなのか判断のつき辛い時には
利点を生かし辛いという所もあります。
ギヤの機構はマニュアルですが、
オートマチックと同じくオイルメンテナンスは不要です。
何キロ走行しても、
10年経っても、
20年経っても…。
オイル交換不要です。
また、オイル交換も難しく
テスターで最終オイルレベルの確認をします。
入れたオイルが少なければ足せと指示があり
良ければ終了となります。
うまく出来ずミッションを壊した
なんて話しも聞きます。
プラスnew standardではオイル交換前と後に
ソレノイドのブラッシングを行なっています。
そろそろと思ったらDTCオイル交換しましょう。
写真はE34シートバックレスト ダンパーです。
エンジン、トランスミッション、足廻り
と比較して整備を後回しにして、しまいがちな所ではないでしょうか。
安全にも、走りにも実は重要な所です。
今回の整備はバックレストのダンパー交換です。
3シリーズなどの手動シートはスプリングを使用していますが
5シリーズなどの手動シートはガスストラットのダンパーを使用しています。
バックレストの調整時にゆっくり動くのは
スプリングではなく、ダンパーだからです。
ただ、スプリングとは違い
ダンパーの場合ガスが抜けてしまうと
バックレスト調整レバーを引いた瞬間
背後に倒れて戻ってこなくなります。
そうなったらダンパーの交換が必要になります。
楽しいドライブの為にも車内メンテナンスも
しましょう!
写真はオルタネータのB+端子のケーブルと固定ナットです。
時々充電警告等が点灯する。
オルタネータは最近交換した。
どこへ持って行っても分からない。
メーターかもしれないと言われた。
こんな感じで初めての入庫。
たしかにバッテリー電圧は正常。
どこへ見せても分からない。
ちょっと燃えてきたwww.
オルタネータ負荷を上げテスト
見事に電圧はドロップ
まさかとターミナル類点検
チーン!あっという間に消火!
オルタネータB+端子閉め忘れ。
オルタネータリヤカバーも樹脂製の為
B+端子側も溶けてしまう事もありますが、
今回は運良く⁈オルタネータ交換の必要はありませんでした。
ターミナルを清掃しナットを交換して無事終了。
よかった!よかったwww.
年末年始のバタバタで中々更新できませんでした。
今回の作業はHVA(ハイドロリック バルブクリアランス アジャスター)交換です。
HVAは名の通りバルブクリアランスを調整する
国産車業界ではオイルタペットと呼ばれるものです。
今回のトラブルは冷感始動時のラフアイドル、
エンジンを掛け直せはおさまさが
日に日に悪化しエンジン警告灯が点灯したので、テスト後交換。
HVAは油圧が掛かりカムシャフトとロッカーアーム間のクリアランスをゼロにし不快なパタパタ音を消し
また、バルブを駆動する時にはある程度潰れた所からオイルを排出するポートが閉じ、バルブを押していく機構になっています。
ザックリの説明でわかりづらいとは思いますが、
HVA内のハイドロリックオイル(エンジンオイル)
の気密が保てず外に漏れでてしまうと
バルブリフト量が少なくなってしまいます。
長時間停車し停車しているカムシャフトが
HVAを押し続け潰れてしまう用になった
HVAはエンジン始動時の充填効率が下がり
ミスファイアの原因になることがあります。
今回のトラブルは色々なテストを繰り返し
HVAの不良とわかりましたので
HVAを交換しました。
全ての冷感始動のトラブルがHVAとは限らないので、
事前にしっかりとした診断が必要になります。
HVA保護にも日頃のオイルメンテナンスは必要です。
オイルもしっかり選んで下さい。