MEISTER ブログ

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 年度末のバタバタから中々抜け出せず、

ブログの更新を怠ってしまいました。


先日ALPINA B7が入庫しました。


BMWファンには言わずと知れた

BMW Mと肩を並べるプレミアムカーですね。


ALPINAはBMWのtuning carで、

僕個人的にはサーキット走行を目的とはせず

普段の走行をより楽しめる。

そんな車だと思っています。

 

非常にジェントルな感じな車です。


年間生産も2千台位で価格もプレミアム価格です。


ディーラー勤め時代も都内で勤務していた頃は

数多くメンテナンスしましたが、中々触る機会が少ない車です。


今回はリアアームボールジョイントの交換で入庫しました。


車を心から愛していらっしゃる方で

大半のことはご自分でメンテナンスをしているそうです。


車を、長く愛し乗り続けるのには

自分で出来る事は自分でやる。


非常に必要な事ですね。

僕もそうですが、サーキット走行をメインに車を、所有していた頃は次のプランを考え、その整備をしている時が一番楽しかった。


出来ない事はやりますので長く愛してあげて下さい。



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色は白と黒です。
モデルバッチを外して…。
リアガラスに
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 ステッカー作りました。


new standardでメンテナンスをして頂いた方に

ご希望であれば貼らして頂きます。



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エンジンを下ろしたエンジンルーム
4番シリンダーの折れたコンロッド
2番シリンダーの曲がったコンロッド
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 エンジン交換も無事終わり

原因の究明結果です。


エンジンを分解して分析した結果

ウォーターハンマーによる破損でした。


1.3番シリンダーにほぼ損傷は無く

4番シリンダーコンロッド折れ

2番シリンダーコンロッド曲がり

点火順序は1-3-4-2になる為

4番シリンダーが大量な水を吸い込み

残りを2番シリンダーが吸い込んだと言う感じだと思われます。


中古車で購入後すぐに起きたトラブルで

インテークマニホールドに水が溜まっていなかった事からも

前所有者がウォーターハンマーを起こし

コンロッドが曲がったままオークションに流れてしまったと推測されます。


この様なトラブルは高速走行中に起きたらと

考えるとゾッとしますね。


事故が無かったのは不幸中の幸い

だったのでは…。


この様な悪質な車両は少ないとは思いますが

中古車購入後はしっかり車両の状態を判断できる

お店で点検を受ける事をオススメします。


BMWはしっかり整備すれば、

長く乗れる車ですから。

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ダッシュパネル、ヒーターユニットを取り外した車両
取り外したヒーターユニット
やっとヒーターコアとれました。
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もう直ぐ春を迎える中

少々遅い感じもしますが、

寒くなると増えるヒーターの効きが悪いと言う 

トラブルのお話です。


このトラブルは夏場はオーバーヒートにもつながる話です。


原因は色々ありますが…。

例えば、ヒーターバルブや、エアミックスフラップのアクチュエータ、補助ウォーターポンプなどの制御側の故障。

この類のトラブルはオーバーヒートにはなる恐れは少ないですね。


厄介はトラブルはクーラントの劣化です。


クーラントについては以前お話ししましたが、劣化します。


それはメンテナンスフリー化されたスーパークーラントでも起こります。


クーラント漏れを経験した事がある方も多いかと思いますが、漏れている部分を見るとクーラントが乾燥して結晶化しているのを見た事があるかと思います。


外部で起こる分には問題ないのですが、

エンジン内部でも起きています。

特に通常のロングライフクーラントを使用している車両は

クーラントホースを外すとホース内が真っ白になっている事もあります。

(使用年数、クーラント濃度などで左右されると思いますが。)


この結晶が流れの遅い所に蓄積します。


近年のBMWは多くの車両でエアミックスでの

ヒーター/エアコンディショナーシステムを制御しています。


即ち、運転席/助手席での個別ヒーターコア温度制御は行わず。

そのため、常に一つのヒーターコアには

クーラントが流れ続けます。


ヒーターコアへのクーラントは車両左側から出入りしています。

ですので右側はエンジン回転が低い時 

クーラントの流れは非常に遅くなり、

クーラントの結晶物がたまりやすく、最悪詰まります。


補助ウォーターポンプが停止していると更に詰まりやすくなると思われます。


ラジエーターもサーモスタットが開いていないと

クーラントの流れは遅いので 

結晶物がたまりやすいです。


ラジエーター下部にはトランスミッションオイルクーラー用に使われている車両が多いので

トランスミッション故障の原因にも繋がってしまいます。


写真はヒーターコアの交換作業の写真です。

作業はヒーターユニットの脱着が必要になります。大ごとですね。


new standardではスーパークーラント以外の

使用はしていませんが、スーパークーラントでも

劣化し結晶物が出てしまうため、詰まりが起こる前に(4〜5年)交換オススメしています。


止むを得ず通常のロングライフクーラントをご使用の場合は

2年毎交換して下さい。


スーパークーラントは価格が高いですが、

交換年数、工賃を考えたら安くつくと思います。


補助ウォーターポンプの故障もヒーターコアの詰まりを引き起こし易くなるので、

ほっておかない方が良いかと思います


クーラント漏れ止め剤は絶対やめた方が良いです。


長くなってしまったので

補助ウォーターポンプの話はまた今度お話ししたいと思います。


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